国際通貨基金とはどのような組織なのだろうか。

 

国際通貨基金(IMF:InternationalMonetaryFund)は1944年にニューハンプシャー州ブレトン・ウッズで開催された連合国国際通貨金融会議での調印に基づいて1947年に国際復興開発銀行(IBRD:InternationalBankforReconstructionandDevelopment)とともに設立されました。

第一の目的は加盟国が協力して為替相場の安定をはかり、秩序を維持して行くことです。この目的を果たすために通常の業務において、加盟国の為替政策の監視業務、加盟国の国際収支調整及び経済構造調整のための融資、財政金融制度の整備や統計作成のための技術支援等などが行われています。

IMFは97年に起きたアジア通貨危機において安定化を図るためにタイ、インドネシア、韓国に対して支援を行いましたが、高金利・緊縮財政の構造調整プログラムでは短期的な流動性が確保できず収束をはかることができませんでした。

この時収束させるためにIMF、世界銀行、アジア開発銀行などの協調介入によって収束へと向かいました。

2008年のサブプライム問題では世界各国に影響が波及した際にIMFは支援に乗り出しましたが、規模が大きすぎたため、資金が枯渇しかけ危ぶまれました。この時EU諸国、新興国がIMFの組織改革を訴えていました。

日本からは当時の麻生内閣のIMF改革案提案とともに外貨準備金から1000億ドルの融資がなされ、この改革案の呼びかけに応えるように34ヵ国がIMFへ総額3000億ドルの拠出を行った。この改革案では出資比率に合わせ各国の発言権を拡大させることや従来の強行的な介入(構造調整プログラム)を見直すこと、融資額上限撤廃・審査基準の緩和を行うことが示されました。

IMFという組織は非常に重要な役割を持ち、このように世界で協調して取り組んでいくという当初の目的がリーマンショックの時は果たされていました。